ヒマワリセブン

美容室です。 ひとりで仕事してます。 なので 予約制です。

何よりもまず大切なことは、心がおだやかであることです。ツタヤで借りていたDVDの返却日はもしかして今朝ではなかったのか などと不安になるような事がないように、日々の生活を律しておく必要があります。

そして次のステップは決心することです。その人に似あっていておうちでもスタイリングしやすいカタチを見つける 見つかるまで探すという決心です。強く決心することで強い集中力が生まれます。しかしガチガチになってはいけません。筋肉痛や腰痛、肩こりもいけません。まだ微熱があるのよって言うケースの方が何かそれをごまかそうとする脳内物質によって、力が抜けていい場合があります。しんどいですが。

 

ヘアカットという手段 技術は言ってしまうと 取りたいところを思うようにとれる 残したいところを自由に残せるということです。パーマやヘアカラーは最初から狙ったカール 色がありますが、うちのヘアカットの場合、すこしづつ取って(切って)いきながら、似合うところ バランスのいいところ おさまるところを探りながらつくっていくって感じで、最初にこれって言うのは大ざっぱにはありますが、なんとなくでしかありません。出たとこ勝負ですが、一発勝負にならないように、すこしづつ すこしづつ間を詰めていく。

ここはこれしかないでしょうっていう間違いのないところから取っていく事が多いです。そのお客様の気になるところ、前髪をつくりたいのよ この辺りがいつもはねるのよ的なところがあるとそこから始めます。部分をある程度完成させて全体像につなげていくって感じなので最初から完成したスタイルが5月の突き抜けた青空のように明確に想像されている訳ではありません。なんか触ってたらこうなったって感じです。不安でしょう。

 

そんななんとなく作戦でヘアカットをしているものですから、心がおだやかで、なお且つこの仕事を成功させると言う決心はかなり必要とされてしまうのです。集中力によって その素材の見た感じ触った感じを脳を始めとしてからだのほとんどのパーツが 具体的にはどんなモノかはわからんけど、とにかくいいモノにするもんねと総動員されることで、なんとなくという直感が働きます。なんとなくココ取ったら良くなる気がするという曖昧な頼りないものにすがりながらすすめていきます。こっくりさんカットと言うことができます。

考えたり計算しようとしたりする脳は使われずに、手や体がそして腹筋が勝手に判断し動きだすと会話は成り立たず何か話しかけられても、寝言状態で適当なことを言いますが寝てはいません。

こういった状態の特質として、良い結果を得るための手段が直感的になり、そしてあたらしい技法の発見が時にはあったりして歓喜しますが、普遍的なモノではない場合が多く後でがっかりしたりします。

典型的な自己満足追求型ですが、気持ちのいいシャンプーがおまけでついて5400円。どなたがご覧になってるかわかりませんが是非いちどお試し下さい。